レビュー|X-T2を持って海外旅行(ドイツ)へ行ってきました。【旅カメラ】

旅カメラ

 この記事は私が2018年末に購入した富士フイルムX-T2のレビュー記事です。

 2018年末に購入した富士フイルムX-T2ですが、2019年のドイツ旅行に持って行きました。

 X-T2を初めて海外旅行に持っていった感想をまとめました。また、一緒に持って行ったレンズについても紹介しています。

スポンサーリンク

なぜ、海外旅行にミラーレスを持って行っていくのか?

 『海外旅行になぜわざわざ重たいミラーレスを持っていくの?スマホで十分では?』という方もいると思います。

 私は海外旅行でいろいろな教会を回っているのですが、教会の中は薄暗く、かつ三脚を立てることができません。したがって、教会で綺麗な写真を撮るために、暗所で手持ちで撮影可能であるカメラを使いたい。

 暗所撮影が苦手なスマホでは心もとないという事で、ミラーレス一眼を持って行っています。

 海外旅行にはスマホだけでなくデジカメを持って行った方が良い理由は他にもあります。その理由は「海外旅行にデジカメは必要?スマホよりコンデジ、ミラーレス一眼がおすすめな理由【旅カメラ】」にまとめていますので、そちらもご覧ください。

スポンサーリンク

2019年夏のドイツ旅には富士フイルムX-T2を持って行きました。

 2018年のイギリス・フランス旅行まではキヤノンのEOS M3を持って行っていたのですが、EOS M3での暗所撮影に少し限界を感じて、富士フイルムX-T2に乗り換えました。

 X-T2を選んだ理由はざっくりいうとEOS M3と比較して、

  • 【高感度性能が高い】
  • 【明るいレンズがある】

ためです。つまり私の撮りたい教会内部のような薄暗い場所での撮影に適しているのではないかという理由でした。

 乗り換えに際してX-T2を選んだ理由は他にもあるので、機会があればもう少し詳しく紹介したいと思います。

X-T2の高感度性能について

 X-T2は高感度性能が高いと言われています。(と言っても、2016年のカメラなので最新ものはさらに向上していると思います。)

 X-T2の写真は、私の感覚的だと例えばブログに乗せる写真、もしくはL2サイズに印刷するくらいならISO 3200~6400程度までは許容範囲でないかなと思っています。

 高感度性を追求するとフルサイズ機に軍配があがるのかもしれませんが、フルサイズ機はAPS-Cに対してデカくて重くなってしまいます。

 旅行に持っていくカメラとして重さは非常に重要な条件だと思います。

 X-T2はAPS-C機なのでフルサイズよりはだいぶ軽量になります。(最近軽いフルサイズ機も出てきていますが、フルサイズはレンズが大きく重いです。要注意。)

アーヘンの大聖堂です。 SS 1/15sec、F8.0、ISO 6400です。パソコンなどの大きな画面で見ると少しノイズ気になりますね。(帰国して改めて写真をみるとそう思いました。)

スポンサーリンク

今回の旅行に持って行ったレンズ

 2018年のイギリスフランスにはEOS M3に以下のレンズを持って行っていました。

  • EF-M18-150mm F3.5-6.3 IS STM
  • EF-M11-22mm F4-5.6IS STM

 2019年のドイツ旅行では、X-T2と一緒に以下の3本のレンズを持って行きました。

XF18-55mmF2.8-4 R OIS

 X-T2のキットレンズです。他社のキットレンズよりも明るいのが特徴です。4段の手ブレ補正も付いていて非常に使い勝手が良いです。
 ちなみにこのレンズの重さは310gです。非常に性能の良いキットレンズですが、後に出てくるXC15-45mmと比較すると重く感じてしまい今回の旅では出番が少なくなってしましました。

XF18-55mmF2.8-4で撮った写真です。ホントはドイツの写真を使いたかったのですが、イマイチなものしかなくて、東京駅です。 撮影データは1/10 sec F2.8 ISO 800 18mm 手持ちで撮影しています。1/10秒程度なら手持ちでらくらくです。

XF35mmF1.4 R

 ミラーレス一眼を使い始めてから初めて購入した単焦点レンズです。

 F値が1.4ととても明るく、何気に撮った写真もいい感じに撮れます。良い写真だと思うとだいたいこのレンズで撮った写真だったりします。

 重さも187gなので普段はこのレンズをつけっぱなしにしておくことが多くなりました。

 ちなみに、手ブレ補正がないのでシャッタースピードをあまり上げることはできません。私は1/60秒以上のSSで使用するように心がけていました。

アーヘンの教会での一枚です。撮影データはSS 1/30秒 F1.4 ISO 200です。ホントはもう少しSSは速い方がよかったかもしれません。

コチラはケルン大聖堂での一枚。撮影データはSS 1/30 F1.4 ISO 200です。このような雰囲気の写真は今まで撮れませんでした。

XC15-45mmF3.5-5.6OIS PZ

 2019年ドイツ旅行のために急遽『衝動買い』したレンズです。

 旅行で風景を取る場合、特に街中で巨大な建物を画角に収める場合は広角レンズが必要になってきます。今回のドイツ旅行ではケルン大聖堂に行くことを決めていました。ケルン大聖堂は非常に巨大なうえ街中に建っているので広角レンズが必要でした。

 今まで紹介したの2本のレンズでは広角側が足りないと思って急遽、このXC15-45mmを購入しました。

 他の広角レンズとも迷ったのですが、135gと単焦点レンズよりも軽量であるというのが購入のポイントです。

 風景写真の場合、周辺をボカすよりもむしろ全体にピントが合った方が都合が良い場合が多いです。XC15-45mmは私の持っている他のレンズと比較して少し暗いレンズなのですが、旅行中の風景写真ではF8程度に絞って撮影することが多く、その点は気になりませんでした。

 また、3段の手ブレ補正機能があるのもポイントです。被写体が動かない建物内部などの撮影ではシャッタースピードを稼ぐことができて役立ちました。

 価格が中古で2万円を切っていたのも衝動買いの背中を押してくれました。

ケルン中央駅前の広場から撮影したケルン大聖堂です。広角側が15mmなので、全景を簡単に抑えることができました。残念ながらどっぷり曇ってます。。。

同じくケルン大聖堂です。こちらも広角レンズとして大活躍です。

 私にとってこの衝動買いは大成功でした。街中にある建物なども苦労せずフレームに収めることができました。標準レンズの広角側は18mmなので、3mmの差ですがこれは結構大きい違いでした。

 また、軽いという事はとても重要で、気が付けばこの旅行の大部分の写真をこのレンズで撮影していました。

スポンサーリンク

総評:X-T2で良かった。

 今回初めて旅行に持って行った富士フイルムX-T2ですが、まず感じたのが撮っていて楽しいカメラだという事でした。

 今までの旅行ではスマホとデジカメの両方で写真を撮っていたのですが、今回の旅行では風景写真のほとんどはX-T2で撮影していました。

 暗い場所での撮影もおおむね満足できるようなものになったと思います。写真はのちのち旅行記でアップしていきます。(これ以上を望むならフルサイズですかね。。。)

 また、風景写真を撮るための広角レンズとして今回新規に購入したXC15-45mmはとても役に立ちました。

 ただ、重さはEOS M3よりも重くなりました。

 旅行に持っていくレンズとして気になっているのが、そろそろ発売されるXF16-80/F4は440gです。XF16-80/F4は機能的には6段の手ブレ補正、広角から望遠までカバーしている焦点距離なので、旅カメラのレンズとして非常に魅力的です。

 しかしながら、今回の旅を通して感じたのは、その重さがネックになりそうかもと思いました。(440gというの機能から考えると決して重くはないようなのですが。。。)

旅カメラ
スポンサーリンク
tetsuをフォローする
プロフィール

サグラダファミリアを見たい一心で初めて一人でスペインに行ったところ、海外一人旅にドはまりしてしまった会社員です。2016年はスペイン、2017年イタリア、2018年イギリス・フランス、2019年はドイツに行きました。もし記事が気に入りましたらSNSなどでシェアしていただけると嬉しいです!

tetsuをフォローする
休暇をとって旅へ出よう!

コメント