今回は富士フィルムのレンズのひとつXF50-140mmF2.8をレンタル、試し撮りしてきたレビューです。XF50-140mmF2.8はいつかは買いたい素晴らしいレンズですが、価格がなかなか高い。しかし富士フイルムはカメラのボディとレンズをサービスステーションで無料でレンタルすることができます。
実際にフジフイルムのサービスステーションでのレンズの借り方。そしてXF50-140mmF2.8で撮影した写真を紹介します。
(2019.07.02)
先日、この記事をアップしたばかりなのですが、東京サービスステーションのレンタルサービスが終了してしまうそうです。詳細は以下の記事をご覧ください。
⇒⇒⇒富士フイルム東京サービスステーション終了。イメージングプラザに統合。【旅カメラ番外編】
演奏会の撮影はXF50-140mmF2.8がおすすめ
私は趣味でピアノを弾くのですが、いつか楽器を演奏する人を撮影したい。発表会などの写真撮影をしてみたいと思っていました。友達が主催する発表会で、カメラ練習のためにカメラ係として参加させてくれないかと頼んだところ快諾してもらうことができました。
ピアノの発表会などの薄暗いシチュエーションで綺麗な写真をとるためには『明るい』レンズ、そして『望遠』ができるレンズが必要です。富士フイルムでこれに該当するがXF50-140mmF2.8です。35mm換算で75-210mmの焦点距離でF値は2.8の通しです。富士フイルムのレンズの中でもトップクラスのクオリティを持つレンズに与えられるレッドバッジが与えられています。
ぜひこれを使いたいのですが、軽くポンと買える値段ではありません。
型番 | XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR |
焦点距離 | f=50 – 140mm(35mm判換算:76 – 213mm相当) |
最大口径比(開放絞り) | 2.8 |
最小絞り | 22 |
外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで |
ø82.9mm×175.9mm(ワイド端/テレ端) |
質量(約) ※レンズキャップ・フード・三脚座含まず |
995g |
フィルターサイズ | ø72mm |
手振れ補正 | あり(5段) |
価格(カカクコム最安値)(2019/6/26時点) | 139,700円 |
写真&データ引用:富士フイルム~XF レンズフジノンレンズ XF50-140mmF2.8 R LM OIS WR
ということで、今回は富士のレンタルサービスを利用して試し撮りしてみることにしました。
ピアノの発表会などの薄暗いシチュエーションで綺麗な写真をとるためには『明るい』レンズ、そして『望遠』ができるレンズが必要 |
富士フイルムサービスセンターでカメラのレンズ、ボディがレンタルできます
富士フイルムの東京・大阪・名古屋・福岡の各サービスセンターではカメラのボディ、レンズをレンタルできるサービスがあります。当日返却するならば無料です。(一部レンズを除く)私もX-T2を購入するときにまず、X-T2とX-T20をレンタルしてみて、どちらを買うかを決めました。
何が借りられるの?
フジフイルムのカメラボディーとレンズが借りることができます。ただし、機材の数には限りがあり予約はできないので、借りれるかどうかは実際に行ってみないと分かりません。その時に在庫がある場合にだけ借りることができます。
一度に借りることができるのはボディー1台。レンズ2本です。当日に返却する場合は一部レンズを除いて無料でレンタルすることができます。ほとんどの種類のレンズと、ボディーはほぼ最新のものが借りることができます。(2019.6時点ではX-T30はまだ借りられないです。)
ちなみに、最新のX-T30は今年のCP+2019で触ってきました。とても良いカメラでした。その時の様子を記事にまとめたのでそちらもご覧ください。
⇒⇒⇒CP+2019レポート①:FUJIFILM編~X-T30が目玉。X-T3と比較!同等の画質で軽くて安い!【旅カメラ】
借りられる、ボディー、レンズの最新情報は下記より確認してください。(サービスステーションによって借りられる機材が異なるので注意してください。)
レンタルに必要なもの
レンタルするためには、顔写真入りの身分証明書、クレジットカードが必要です。まあ、高価なカメラボディ、レンズを無料でレンタルするのですから、当然ですね。身分証明書、クレジットカードはコピーを取られます。(機材を返却するとシュレッダー処理されます。)
東京サービスステーションで実際にレンタルしてみる
東京サービスステーションは六本木の東京ミッドタウンFUJIFILM SQUAREの2Fにあります。レンタル受付け時間はは10時~18時30分までです。(サービスステーションの営業時間は19:00まで)
最寄り駅は東京メトロ日比谷線「六本木」、都営大江戸線「六本木」駅 東京メトロ千代田線「乃木坂」です。
FUJIFILM SQUAREについたらエスカレータで2Fへ。。。
レンタルしたいボディ・レンズを選ぶ
サービスステーションに着いたらまずは整理券をゲットします。そして自分の順番が来るまでにまずは借りるボディ・レンズを選んでおきます。(私が行った時は空いていたので整理券は不要でした。)
サービスステーションのレンタルコーナーには現在レンタル可能な機材のカードがかかっているので、ここから借りたい機材のカードを取ります。(カードがないものは残念ながらレンタル中です。)
申し込み手続き
自分の番が来たらカードを係りの方に渡します。申込書に連絡先と利用規約に同意する旨のサインを記入し、身分証明書とクレジットカードを提示します。(身分証明書とクレジットカードはコピーが取られます。)
係りの方が奥からレンタル品を持ってきてレンズフード・キャップなどの付属品の確認がされます。もちろん返却時に一式が揃っている必要があります。申込書の控えに付属品リストもあるので返却前にチェックしましょう。
最後に緊急連絡用の携帯電話がつながるかのチェックが実施され手続き完了です。
※機材の使用方法が分からない場合はここで質問すると良いでしょう。
望遠レンズは動物園でトライアルするのがおすすめ
望遠レンズのトライアルとして思いついたのが六本木より少し遠いですが上野動物園でした。上野動物園の閉園時間は5時なので、5時まで撮影を行い、急いで六本木に戻ってレンズを返却する計画です。(六本木―上野は地下鉄日比谷線で25分です。)
動物園に到着したのは13:30過ぎでした。パンダは30分以上待ちとの事で、残念ながらパス。
XF50-140mmF2.8 試し撮り
さて、いよいよ試し撮りです。
XF50-140mmF2.8の特徴は望遠側でもF2.8で撮影可能で、背景をぼかすような撮影が可能です。ポートレートなどにも向いています。また手振れ補正が5段とXマウントの他のレンズに比較してとても強力です。
撮影技術が未熟なのですが、撮った写真を何枚かご紹介です。
望遠側でもF2.8で綺麗なボケ
プレーリードッグを撮影。背景は綺麗にボケてます。
本当はもう少し金網に近づいて金網を消したかったんですが、これ以上は近づけませんでした。
強力な手ブレ補正
XF50-140mmF2.8は強力な5段分の手ブレ補正機能がついています。望遠端の140mmは35mm換算で210mmですので、手ブレ補正無しの場合は1/250秒くらまで撮影可能です。
XF50-140mmF2.8は5段の手ブレ補正がついていますので、1/8秒まで手持ちで撮影可能ということになります。(あくまで目安ですが。)
しかしながら動物園での撮影では被写体が動き回っているので、1/8秒では被写体ブレになります。今回は最低1/60秒程度までを使用しました。このくらいのシャッタースピードではXF50-140mmF2.8の手ブレ補正があれば楽々撮影可能です。
ちなみにSS 1/60秒では速く動いている動物はブレます。1/250秒くらいで撮影すると良いでしょう。
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手ブレ補正なしで撮影可能なシャッタースピードに関しては『夜景撮影の方法(手持ち編)~デジカメ初心者向けに設定を解説【旅カメラ】』で解説していますので、良かったらご覧ください。
六本木に戻りレンズ返却
動物園の閉演時間17:00ぎりぎりまで撮影して、地下鉄で六本木へ行き、レンズを返却します。レンズは18:30までに返却しなければいけません。もし返却できないと延滞料金4000円がとられます。
カウンターにレンズを持ち込むと、レンズのチェックが行われます。チェックOKとなると返却は終了です。身分証明書とクレジットカードのコピーはこの時点でシュレッダーにかけられます。
というわけで、大満足のレンタルでした。これが無料だから富士フイルムは太っ腹ですね。
富士フイルムサービスステーション
富士フイルムサービスステーションは東京、大阪、名古屋、福岡の4か所です。
東京 |
〒107-0052 東京メトロ日比谷線「六本木」駅4a出口より徒歩5分、地下鉄通路にて直結 |
大阪 |
〒542-0081 地下鉄御堂筋線・長堀鶴見緑地線「心斎橋駅」下車、北改札1番出口より心斎橋プラザビル本館9Fへ |
名古屋 |
〒460-0008 地下鉄東山線・鶴舞線「伏見駅」下車、6番出口より約200m。 |
福岡 |
〒812-0018 JR「博多」駅 博多口より徒歩約10分 |
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