- ローテンブルクは中世の面影をほぼ完全に残す街。その美しさからロマンティック街道でも人気の街です。
- ローテンブルクにはヴュルツブルクから1時間ちょっとで行くことができます。(途中 シュタインナッハ乗り換え)
- ローテンブルクはレストラン、お店なども多く観光しやすい街です。
ヴュルツブルクからローテンブルクへ
ホテルに荷物を置き、リュックひとつでローテンブルクへ向かいます。
まずは12:41発のRBでヴュルツブルク駅からSteinach駅に行きます。 (13:25到着)
ここで乗り換えてRothenburg ob der Tauber駅へ向かいました。(13:36発、13:50着)
- ヴュルツブルク駅
RB: 約45分
- シュタイナッハ(Steinach)駅
RB: 約15分
- ローテンブルク・オブ・デア・タウバー(Rothenburg ob der Tauber)駅
ローテンブルク駅の正式名称
Rothenburgという駅もあるので、そちらに行かないように注意。(こちらの”u”はウムラウト付きの”u”です。)
Steinachで乗り換えなので、間違えないですが、たまに間違えてRothenbürgの方に行ってしまう犠牲者も多いみたいです…。
— ヤマキ (@Yamaki_82) August 19, 2019
駅名はこちらが正解です。 pic.twitter.com/tv1sPnVQ1p
列車を乗り換え15分ほどで目的のRothenburg ob der Tauber駅に到着しました。駅はとても小さい駅で、駅を降りると普通の住宅街のような街になっています。
私が到着した鉄道のRothenburg ob der Tauber駅はローテンベルクの街の外側にあります。 街の城壁にはいくつかの入口がありますが、私は地図を頼りに比較的駅から近いレーダー門を目指して歩いていきました。 5分ほどでレーダー門に到着し、門をくぐりました。
レーダー門をくぐると城壁の内部は中世の街の雰囲気。まるで ドラクエの城壁の街のイメージそのままです。
ローテンベルクは9世紀ごろにできた街で、街を囲む城壁は12世紀ごろに作られました。街は中世に栄えており、その繁栄は17世紀ごろまで続きました。
現在のローテンベルクの街はそのころの面影をほぼ完璧に残しています。
私はレーダー門からまっすぐ進んで、まず街の中心のマクルト広場へでました。
ローテンベルクの見どころ
ローテンベルクは街の雰囲気がとてもよくて、「ココを見よ!」というよりは、街の雰囲気を楽しみながら散歩をするのが良いと思いました。
今回の旅ではフランクフトからヴュルツブルクの移動に時間がかかったのもあって、ローテンブルクの滞在時間はとても短くなってしまいました。(3時間ほど)
したがって、かなり駆け足で街を回ることになってしまいました。
私が「実際に見た見どころ」、ガイドブックに載っていたけど「パスした見どころ」を紹介していきます。
マルクト広場
マルクト広場はローテンベルクの中心に位置する広場。とても賑やかな場所です。市庁舎や市議宴会館があります。
私は登りませんでしたが、市庁舎の塔の上に登ることができるそうです。60mの高さがあって街の全景を楽しむことができます。ただ、急な階段、垂直なハシゴを登る必要があるため、登る方は心してトライしてください。私はパスしました。。。
市議宴会館には街のインフォメーションセンターがあり、ローテンブルクのガイドマップや見どころの情報を入手することができます。
聖ヤコブ教会
聖ヤコブ教会は13世紀に建立された教会です。リーメンシュナイダーの傑作と言われる聖血の祭壇があります。
小さい教会ですが、とても美しい教会でした。
プレーンライン
プレーンラインはローテンベルクで一番美しいと言われている小さな広場です。ローテンベルクの有名なフォトスポットです。
木組みの家、奥にあるジーバーの塔を入れて写真を撮るのが人気だそうです。私も何枚も写真を撮りました。
でも、プレーンラインに限らず、ローテンブクルはどこを切り取っても絵になる風景でした。
ローテンブルクの城壁
ローテンブルクの城壁には登って上を歩くことができます。
城壁のところどころに階段があり、それを使って城壁に登ることができます。街の景色も良く見えるのでお勧めです。
下の地図の階段マークから登ることができます。
城壁は街をぐるっと取り囲んでいるので、気合があれば街を一周することができます。(私はしませんでしたが。)
ブルク門(城塞門)と城塞公園
街の西の端にブルク門という門があり、ここから城壁の外に出ることができます。
城壁の外は城塞公園という公園になっています。この公園はタウバー渓谷と旧市街が一望できる景色の良い場所です。
中世犯罪博物館
ドイツで唯一の法と刑罰の博物館です。中世以降の法律制度に関する展示があります。
拷問道具や処刑の道具などの生々しい展示もあるそうで、ローテンベルクの見どころになっているようです。地球の歩き方では★★★でした。 ちなみに、日本語の解説もあるそうです。
地球の歩き方のおすすめではありましたが、私は街中の散策の方に時間を使いたかったので、パスしました。
ローテンブルクの地図(ローテンブルクの公式ホームページよりダウンロードできます。)
ローテンブルクの感想
当初ローテンブルクにあてた時間は4時間程度でした。(結局3時間になってしまいましたが。。)
とても景色が美しいと聞いてはいましたが、ガイドブックで予習した時点でそれほど見どころがないんじゃないかと思って時間を少なく設定していたのです。
ただ実際に行ってみると、評判通りローテンブクルの中世の雰囲気は何とも言えず良くて、もう少しゆっくりしたかったというのとが正直なところでした。
今回はフランクフルトからは2回の乗り換えがあるため、ヴュルツブルクに宿を取り、荷物を置いてからローテンブルクに来ましたが、ローテンブルクに泊っても良かったかも思いました。
ローテンブルクはとても観光地化された街
ローテンブルクは辺鄙な場所にありますが、とても観光地化された街でした。
行くのはちょっと面倒ですが、着いてしまえばたくさんお店もあるので食事やお土産購入などの心配はありません。とても観光しやすい街と言えると思います。
レストランには「日本語メニューあり」を掲げる店もあり、日本人観光客にも優しい観光地であると感じました。日本人に人気のあるのもうなずけます。
実際、朝フランクフルトで電車の遅延について尋ねた日本人観光客の方とローテンブルクで再会しました。彼女たちはフランクフルトから直接ローテンブルク来て、一泊するとの事でした。私も泊れば良かったなー。
逆に「観光地化しすぎている街は嫌だ」という方は少し興ざめしてしまうかもしれません。
ローテンブルクは案外車が多い
ローテンブルクは中世の趣を残す街ではありますが、ちゃんと人々が生活しています。
よって狭い道を車がビュンビュン通りますし、道沿いにずっと車が駐車してある場所もありました。
ネットで見るローテンブルクの写真にはあまり車が映っていないので、実際に見ると少し驚きました。
ヴェネツィアは車を禁止しているので、ローテンブルクも禁止したらいいのにと思ったりもしますが、そうはいかないようですね。地元の方は困ってしまうでしょう。
(ヴェネツィアは車の代わり船が発達しています。また、物価が無茶苦茶高いのも自動車が使えないことが一因しています。そう簡単に自動車禁止はできないようです。)
ローテンブルクへの行き方
最後にフランクフルトからローテンブルクへの行き方をまとめておきます。ヴュルツブルクとシュタイナッハでの乗り換えは今にして思えばそんなに難しくなかったです。
スーツケースを持ち歩く覚悟があれば、フランクフルトからスーツケースをもって出発してローテンブルクで一泊というのもアリですね。
- フランクフルト
列車(ICE) 約1時間
- ヴュルツブルク
列車(RB) 約45分
- ステインナッハ(Steinach)
RB:約15min
- ローテンブルク(Rothenburg ob der Tauber)
もう少しローテンブルクでゆっくりしたかったのですが、後ろ髪をひかれつつヴュルツブルクへ戻ました。これで5日目は終了です。明日はヴュルツブルクの観光をして、夕方にはミュンヘンへ向かいます。
続きを読む。⇒⇒⇒ ヴュルツブルク観光~マリエンベルク要塞とレジデンツ【6日目】
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この記事は2019年に行ったドイツ旅行の記録です。
ドイツ旅行記を最初から読む。⇒⇒⇒2019年の目的地はドイツ(旅の計画)【1日目⓪】
フランクフルトとその周辺
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