ケルン大聖堂内部へ~見どころ紹介(ステンドグラス・内陣周辺エリア)【2日目④】

フランクフルトとその周辺
いよいよ大聖堂に入場します。
この記事では・・・

この記事はケルン大聖堂内部を鑑賞した時の記録です。

ケルン大聖堂の見どころについて紹介しています。

大聖堂の最も奥の内陣周辺のエリアは限られた時間しか入ることができません。別途公開時間の確認方法はまとめる予定です。

ケルン大聖堂は通常のエリア、教会奥の内陣周辺エリア、南塔、宝物館に分かれていて、それぞれ開放時間が異なります。

 コチラの記事にそれぞれの開放時間をまとめました。~ケルン大聖堂の基本情報~開館時間(内陣エリア・南塔・宝物館)【まとめ】

スポンサーリンク

16:30 ケルン大聖堂内部へ

 大聖堂前にはたくさんの人が集まっていたのですが、教会は巨大なのでほとんど待ち時間なく内部に入ることができました。

 ケルン大聖堂は世界最大のゴシック建築です。まず入ってその大きさに圧倒されます。正面の祭壇の部分(内陣)は1300年ころに作られたものです。

 現在のケルン大聖堂は火災などで焼失したため3代目です。

 3代目の大聖堂はフランスのアミアンのノートルダム大聖堂を参考にして作られいます。 アミアンのノートルダム大聖堂はフランスで最も高い教会です。

 ゴチック建築で一般的な十字架のような形、大聖堂奥の先端部分には7つの礼拝堂を持つなどアミアンの大聖堂の影響を受けています。

 残念ながら私はアミアンまで行ったにもかかわらずイベントをチェックしていなかったため内部が見られなかったのですが。。。

 ちゃんとイベントはチェックすべきですね。

席に座り祭壇を眺めます。

 教会内部はひっそり静かで心穏やかになります。席に座って祭壇を眺めながらまずは一息つきました。

 教会の翼廊(教会の十字部分の左手(北側)の部分)には聖母マリアがある祭壇があり、たくさんの蝋燭に火がともされていました。

 たくさんの信者の方が蝋燭に火をつけて願い事をしていました。

装飾聖母マリアがある祭壇。信者は願い事を願い蝋燭に火をつけます。
おまけ

  以前フランスのアミアンのノートルダム大聖堂を見に行った時に、スケジュールを確認していなかったために、特別なイベントの日に当たってしまい内部に入ることができませんでした。

 自分の行く予定の日に特別なイベントが入っていないか確認しておく必要があるでしょう。

 ~アミアン ノートルダム大聖堂~フランスのゴシック様式大聖堂で最大【6日目③】

バイエルン窓

教会の南側の側廊。右手に見える美しいステンドグラスがバイエルン窓です。

 大聖堂の右手を見ると美しい五枚のステンドグラスが目に入ります。バイエルン王ルートヴィヒ1世が奉納したステンドグラスでバイエルン窓と言われています。

バイエルン窓と言われるステンドグラスの一枚。イエス・キリストの十字架降架の場面が描かれています。
「 イエス・キリストの十字架降架 」を拡大したところ。とても美しいです。

 私は美しいステンドグラスを見つつ置くへ進んでいきました。

ゲルハルト・リヒターのステンドグラス

 南側の側廊には5枚のバイエルン窓以外に一風変わっていて、とても目を引くステンドグラスがあります。

 ドイツの現代美術家のゲルハルト・リヒターのステンドグラスです。

 このステンドグラスは2007年に作られた新しいステンドグラスです。

 南側のステンドグラスの一部は第2次世界大戦で破壊されてから無色のガラスがはめられていた部分がありました。リヒターはこの部分のステンドグラスの制作を依頼されました。

 ステンドグラスは9.6センチメートルの正方形に全くランダムな色が割り付けられている図柄になっています。

 当初20世紀のカトリック殉教者の具象的な肖像になるはずだったのですが、リヒターは図面が残酷すぎると却下し、現在のデザインを提案したそうです。

内陣周辺のエリアへ~時間限定なので注意!!

  • 内陣周辺のエリアは開放される時間が限られています注意
  • 開放時間より少し前に閉められてしまうので余裕をもって訪れましょう

 ケルン大聖堂は時間によって見学可能なエリアが異なります。

 教会の一番奥にある内陣(司教座がある場所)と7つの放射状に配された祭壇をまじかで見ることができる内陣周辺のエリアには限られた時間にしか入場できません。

 公式ページで事前に調べたところによると内陣周辺エリアは17:30まで見学可能とのこと。

 時計を見ると17:00くらいでした。もう時間がないので内陣周辺エリアに入らないといけないと思い、入口まで進むと、既に閉鎖されていて見ることができなくなってしまっていました。

 ちょっとゆっくりしすぎました。。。まず真っ先に向かうべきでした。

 ネットのタイムテーブルでは19:45より再び見学可能になると書いてあったので、係員に「19:45にはまたOpenするのか?」と聞くと、この日の開放は終了で「また明日こい」との事。。。

 それでもあきらめきれず、ホテルに戻って少し時間を潰して、19:45過ぎにもう一度教会に行ったのですが、やはり係員の言う通りで、この日の開放はありませんでした。

 ケルン大聖堂の内陣はぜひとも見たかったので、翌日は朝からマインツに行くつもりでしたが、 マインツに行く時間を少し送らせて、ケルン大聖堂に再チャレンジするプランに変更しました。

 幸いジャーマンレイルパスにしていたので、旅程の変更に柔軟に対応できました。

 内陣の鑑賞は諦めて、大聖堂を後にして大聖堂の全景を眺めるために事前に調べておいたホーエンツォレルン橋と、橋を渡ったところにある展望台へ向かいました。

ジャーマンレイルパスにしておけば急な旅程変更にも対応可能!

スポンサーリンク

翌日:内陣周辺のエリアへ

 この後は夜景を見に行ったのですが、日記の順番が前後してしまいますが、先に内陣周辺のエリアを紹介します。

 前日に閉ざされていた扉は、この日は開いていて、問題なく内陣周辺のエリアに入ることができました。

内陣周辺のエリアへの入口。この日は開いており無事内部に入れました。

 特別なエリアは司教座が置いてある内陣と、内陣を取り囲むように教会の東側に放射状に突き出した7つの礼拝堂が見ることができるエリアです。

 それぞれの礼拝堂には祭壇があり窓には美しいステンドグラスがはめられています。

 作成された年代が違うためか、ステンドグラスはそれぞれ絵柄の趣が異なっていて見ていて面白かったです。

内陣を囲むように配置された7つの礼拝堂のひとつ
街の守護聖人の祭壇。当時ケルンで最も有名な画家であったシュテファン・ロホナーによって作られた祭壇。従者とともに幼児イエスに祈りを捧げ、贈り物を奉納する聖三賢者が描かれています。今日では大聖堂で最も有名な祭壇になっています。
第三賢者の聖箱。東方の三賢者の遺骨が納められている箱。ヨーロッパ各地から数多くの巡礼者がこの聖三賢者の聖遺物を求めてこの地を訪れました。

 ガイドを付けていなかったため、それぞれの祭壇についての詳細は分からなかったのですが、30分ほどかけて鑑賞して、本来の予定のマインツへ向かいました。


ケルン大聖堂を後にし、ホーエンツォレルン橋を渡りケルン大聖堂の全景を見に行きます。

続きを読む。⇒⇒⇒ ケルン大聖堂の夜景撮影スポット~ホーエンツォレルン橋・展望台【2日目⑤】

ひとつ前の記事に戻る。⇒⇒⇒ケルン大聖堂へ~行き方解説・フランクフルトから日帰りも可【2日目③】

この記事は2019年に行ったドイツ旅行の記録です。

ドイツ旅行記を最初から読む。⇒⇒⇒2019年の目的地はドイツ(旅の計画)【1日目⓪】
 フランクフルトとその周辺

フランクフルトとその周辺
スポンサーリンク
tetsuをフォローする
プロフィール
tetsu

サグラダファミリアを見たい一心で初めて一人でスペインに行ったところ、海外一人旅にドはまりしてしまった会社員です。2016年はスペイン、2017年イタリア、2018年イギリス・フランス、2019年はドイツに行きました。もし記事が気に入りましたらSNSなどでシェアしていただけると嬉しいです!

tetsuをフォローする
休暇をとって旅へ出よう!

コメント

タイトルとURLをコピーしました