
この記事はKD社のライン川クルーズに乗船したときの記録です。
私が乗ったリューデスハイムからザンクトゴアールまでの紹介になっています。(この区間に見どころが集中しています。)
ライン川クルーズの内部と、ライン川クルーズのみどころを写真多めで紹介しています。
- KD社のライン川クルーズは2階建ての船になっています。
- 1階はレストランになっていて、席を確保するためは何か一品注文する必要があります。
- 2階は自由に座ることができる席です。前方にはバーカウンターがあって飲み物などを注文できます。
- 写真を撮りたい方は2階がおすすめ。ゆっくり食事をとりながら船旅を楽しみたい方は1階レストランがおすすめです。
リューデスハイムからクルーズ船に乗船
14:00くらいになったので、船着き場に戻るとたくさんの人が船を待っていました。
ほどなくして乗船が始まります。
乗り放題チケットを持っていたのですが、どこでも降りて良いというわけではないようで、乗船の時にどこまで乗るかを聞かれました。(係員がチケットの裏面にどこに降りるかをボールペンで記入します。)
ただ、降りるときにチケットは確認されませんでした。(一応なくさないようにした方が良いと思いますが。。。)
クルーズ船は2階建て
KD社のライン川クルーズは2階建てになっています。私は写真を撮りたかったので、2階席に入りました。
1階席
KD社のクルーズ船は2階建てです。1階はレストランになっています。一品でもよいので注文する必要があります。飲み物や軽い食事も可能です。
私が乗った時は、お客さんがたくさんいたので、窓際の席を確保するためには並ぶ必要がありそうでした。
(もしくはさらに上流のマインツから乗船するというのも手です。)
1階はガラス張りになっていますので、写真を撮る方は2階がおすすめです。(2階は窓がありません。)

2階席
2階は前半分には屋根があり、後方は屋根がありません。
席はテーブルとパイプイスが置かれてあって、お客さんが動かすことも可能です。
2階席の前方にはバーカウンターがあるので、飲みものと食べ物を注文して、自席に持って行って食べることができます。



船が出発すると、ライン川の両岸に古城が現れます。初めのうちは席に座っていましたが、それでは片方しか見ることができません。
結局は、船後方のデッキに立って、右へ左へ移動して写真を撮っていました。
途中で急に雨が!
途中で急に雨が降ってきました。屋根のないデッキ部分にいた乗客がみんな屋根のあるエリアに移動したので、乗客がぎゅうぎゅうな状態で進んでいきました。汗
不幸中の幸いで、雨は20分くらいでやみ、また屋根のないクルーズ船後方で写真を撮りつつ進みました。

ライン川クルーズの見どころ
私が乗ったリューデスハイムからザンクトゴアールまでのみどころを紹介します。
ライン川クルーズでは川の両岸に古城が次々と現れます。見どころ付近に船が近づくとテープのガイドが流れるので、それを聞きつつ進んでいきます。(日本語のテープも流れます。)
ライン川沿いには多くのお城が建っています。城は見晴らしの良い高台に建っていて、城主は川を往来する船から通行料を巻き上げていたそうです。
川沿いの城々はフランス革命戦争の時にフランス軍に攻められ破壊されてしまいましたが、現在は修復されホテルやレストランとして使用されているものがいくつかあります。
城はたいてい見晴らしの良い高台に建てられているので、絶景が楽しめるホテル・レストランになっています。
私はライン川クルーズで遠くから見るだけでしたが、途中で下船して訪れてみるのも面白いと思います。
ネズミ塔
リューデスハイムを出発してすぐ現れるのが、ネズミ塔です。
マインツの大司教が往来する船から通行税を取り立てるための関所として使われていた塔です。
マウト・トゥルム(関税塔)とマウス・トゥルム(ネズミ塔)の音が似ていることからネズミ塔と呼ばれるようになったそうです。

エーレンフェルス城
ブドウ畑のある高台に建っているお城。
堅牢な城で何度も戦争に利用されてきましたが、今は外壁しか残っておらず廃墟になっています。
かつては城の下には税関の施設や倉庫があったそうです。

ラインシュタイン城
他の城と同様一時は廃墟になりましたが、現在は美しく整備され観光スポットとなっています。
庭も美しく整備されているそうです。ただし船着き場から登っていくのは大変そうです。。。

ライヒェンシュタイン城
ライヒェンシュタイン城は11世紀に建てられ、ライン川沿いに建っている城の中で最も古いものうちのひとつです。現在は博物館になっています。
所有はホテル会社で、一部が改造されホテルとして営業されています。ちなみに部屋は二部屋しかなく、泊まることができるのは一日二組のみだそうです。
見晴らしの良いガーデンカフェやレストランもあるそうです。

ゾーンエック城
ライン川の渓谷を一望できる場所に建設された、難攻不落の城。
何度も戦いの舞台となり破壊と再建が繰り返されたそう。
現在は居酒屋になっています。今ではライン川を一望できるその抜群の眺望が売りになっているようです。

フュルステンベルク城
他の多くの城と同じく、フランス軍によって破壊されしまったお城。現在は塔のみが残っている。
廃墟となってしまったお城ですが、地元の有力者に買われ保存されています。
持ち主は山麓のワインショップを経営していて、お城は一部ワイン貯蔵庫として使用されているそう。(見学することはできないようです。)

シュルターエック城
ブドウ畑に囲まれた美しく小さな街バッハーラッハにあるお城。
フランス軍がライン川沿いの城々を攻めた時、このお城には膨大な量の爆弾が蓄えられていたために、爆破されて廃墟すら残りませんでした。
現在のお城は20世紀に入ってから建てられた新しい建物です。ユースホステルとして営業していて古城ホテルには珍しく、割安に宿泊が可能です。

プファルツ城
ライン川の通行税徴収のために建造された城。
カウプの船着き場よりフェリーが出ていて、城に渡ることができ、内部見学も可能です。

グーテンフェルス城
グーテンフェルス城とは「善き岩」という意味。
バイエルン・プファルツ継承戦争で45日間包囲され攻撃されたにもかかわらず、陥落しなかったことから「善き岩(堅牢な岩)」という名前で呼ばれることになりました。
その後フランス軍に敗れしばらくの間廃墟となっていましたが、現在ではホテルとして使用されています。写真でもHOTELという文字が見えます。

ローレライ
ローレライはライン川下りでもっとも有名なポイントと言えるでしょう。
ローレライはライン川に突き出した大きな岩で「妖精の岩」という意味があります。
この付近はローレライの岩壁がせり出していて川幅が狭いうえに、急カーブになっていて、当時の航行技術にとっては恐怖の難所であり事故が多発していました。
この事故は妖精の仕業であるという有名な伝説があります。ローレライの岩山の上に妖精が美しい乙女となり現れて歌を歌い、船乗りを惑わし船を転覆させたという「ローレライ伝説」です。
と言っても、単なる岩です。ローレライの急カーブを過ぎると目的地のザンクトゴアールです。


ザンクトゴアールにて下船しフランクフルトに戻る
- 16:56ザンクトゴアール
RB
- 18:10マインツ
RE
- 18:51フランクフルト
クルーズ船は16:00過ぎにザンクトゴアールに到着しました。

ここから鉄道でフランクフルトに戻ります。列車の時間は16:56ザンクトゴアール発。その時間までザンクトゴアールの街で時間を潰しました。
ザンクトゴアールは小さい街ですが、駅の前にはカフェやレストランがあり、時間を潰すことができます。
私もカフェで。。。と思いましたが、駅前に小さい教会があるのを発見。ここに入りました。
雨はやみだいぶ暑くなっていましたが、教会の中はとても涼しく体力回復しました。(ドラクエのよう。。。)
定刻通り列車は到着し、フランクフルトにもどることができました。


フランクフルトに戻って夕ご飯です。ドイツ料理レストランに行きました。
続きを読む。⇒⇒⇒ リューデスハイムでカードをすられた話~原因と対処【4日目④】
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この記事は2019年に行ったドイツ旅行の記録です。
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フランクフルトとその周辺
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