サント・シャペル~世界で最も美しいステンドグラス【9日目③】

パリ
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9日目のコース

9日目③:2018/8/11(土):サントシャペル

日次 現地時間 スケジュール

8/11
(土)
  地下鉄④⇒⑥
(約40分)
Saint-Michel-Notre-Dame駅
  Bir Hakeim駅
(Raspail駅経由)
9:00   エッフェル塔
12:30   ノートルダム大聖堂
15:20   サントシャペル
16:15   コンシェルジュリー
19:00   ディナー
    パリ泊
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サントシャペルの基礎知識

サントシャペルへの行き方

 サントシャペルはノートルダム大聖堂と同じシテ島にある教会で、ノートルダム大聖堂より徒歩7分ほどで行くことができます。地下鉄の最寄り駅はシテ駅で駅からは徒歩4分ほどです。

 ノートルダム大聖堂、サント・シャペルそして隣のコンシェルジュリーをいっぺんに回ってしまうのが効率の良い回り方です。

シテ島の地図:ノートルダム大聖堂(赤印)、サント・シャペル(青印)、コンシェルジュリー(緑印)は同じシテ島内にあり徒歩で行くことができます。特にサント・シャペルとコンシェルジュリーは隣接しています。(最寄りは地下鉄シテ駅)

小さい教会ですが、お勧めのスポットです。

 サントシャペルは今まで回ってきた4つのノートルダム大聖堂などと比べると規模の小さい教会です。しかし、上層の礼拝室は3方向の壁すべてが高さ約15mの大きなステンドグラスになっており、上層礼拝室ののステンドグラスはゴシック様式の教会の中で最も美しいと言われており、おすすめの場所です。

聖遺物を納めるために作られた教会

 サントシャペルはルイ9世が、コンスタンティノープルの皇帝から買い求めたキリストの聖遺物、茨の冠や十字架の木片などを納めるために建立した教会です。

 聖遺物は4世紀以降コンスタンティノープルの皇帝たちに所持されていたもので、これをルイ9世がこれを買い取ったことで、フランスとパリの威光が高められたと言われています。

 これらの文化財・美術品の中で最も有名なものは茨の冠です。1239年に獲得され、その金額はサント・シャペルの建設費用を多大に上回るものでした。

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サントシャペルへ

 ノートルダム大聖堂を見たのち徒歩でサント・シャペルへ。この辺はホテルからも近くて何度か散歩にも出ていたのでだいぶ慣れてきました。

15:20 サントシャペル内部へ

 入口には列はありましたが10分ほどの待ち時間で入場することができました。(ここでもセキュリティーチェックがされており混雑状況によっては待ち時間が長くなるそうです。)

 サントシャペルは上下2層の礼拝堂になっています。

サント・シャペル

サント・シャペルの入口です。セキュリティーチェックを抜けるとここに来ます。セキュリティーチェックでは混雑状況によってはかなり並ぶこともあるそうです。

下層礼拝堂

 入口を入るとまずは下層の礼拝堂に行くことができます。中央に礼拝堂の守護聖人である聖母マリア像があります。

 下層礼拝堂は関係者のための信仰の場になっていました。天井の紺碧色の背景とそれを縁取る真紅の帯からなる模様がとても美しかったです。

サント・シャペルの下層礼拝堂 紺碧色と真紅からなる天井がとても美しかったです。

上層礼拝室

 下層の礼拝堂を見た後、階段を登ると上層礼拝室に行くことができます。上層の礼拝室は礼拝室全体が巨大な聖遺物箱と言えるもので、とても豪華な装飾が施されています。

 周囲は15枚のステンドグラスによって囲まれています。ステンドグラスには左から右方向へ、下から上方向へ、1113の場面によって創世記からキリストの復活までの人類の歴史が描かれています。そして、一番奥には大聖遺物箱が置かれています。

 サントシャペルのステンドグラスはゴシック様式の教会の中では最も美しいと言われているそうです。ステンドグラスの高さは15mほどありその美しさに圧倒されました。

上層の礼拝室です。細長い礼拝室は15枚の巨大なステンドグラスで囲まれており。とても美しいです。一番奥には大聖遺物箱が置かれています。

礼拝室の一番奥にある大聖遺物箱です。この中にキリストの受難に関する22の聖遺物が保存されています。(一部はレプリカで本物は別の場所に保管されています。)

サントシャペル

ステンドグラス。聖書のエピソードが描かれており左から右へ、下から上へ進んでいきます。聖書の物語の内容をもっと良く知っていればもっと楽しめたのですが。。。

サントシャペル バラ窓

後ろを振り返ると入口上部分には美しいバラ窓があります。

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サントシャペルのチケットについて

最後にサントシャペルのチケットについてまとめておきます。

 サントシャペルの入場料は10ユーロですが、となりにあるコンシェルジュリーとの共通券(15ユーロ)があります。コンシェルジュリーの入場料は9ユーロなので、どちらも行きたいという方は共通券を使う良いと思います。コンシェルジュリーはサントシャペルの隣にありロケーション的にも一緒に回ってしまうのがおすすめです。

 チケットは公式サイトでも購入可能です。

 サントシャペル公式サイト

 ただ、サント・シャペルはチケット購入の待ち時間はそれほどないため前もってチケットを買っておく必要はそれほどないと思います。(混雑時はセキュリティーチェックの方の待ち時間の方が長くなり、券があっても待たされていまいます。)

 いざという時は下記の裏技も参考にしてみてください。

サントシャペルが混雑している場合

 サントシャペルが混雑している場合、比較的空いているコンシェルジュリーで共通チケットを購入すると、混雑を回避しスムーズに入場できるという裏技があります。

 サントシャペルとコンシェルジュリーは内部でつながっているので、混雑のないコンシェルジュリーから入ってしまえば良いというわけです。

パリミュージアムパスを利用する

 パリミュージアムパスを使っても入場することができます。パリミュージアムパスとはパリ市内と郊外約60か所の美術館フリーパスです。パリ市内の美術館などを数多く回りたい方はお得です。

(ちなみに、私はルーヴル美術館とヴェルサイユ宮殿へをオプショナルツアーで回ったために得にならなかったので使用しませんでした。)

 パリミュージアムパスについては「ルーヴル美術館でモナ・リザ鑑賞~混雑回避のコツ。チケット予約方法【4日目①】」にまとめてありますので、そちらもご覧ください。

ルーヴル美術館でモナ・リザ鑑賞~混雑回避のコツ。チケット予約方法【4日目①】
モナリザやミロのヴィーナスで有名なルーブル美術館をオプショナルツアーを使って鑑賞しました。混雑回避のコツや事前のチケット予約方法などをまとめました。

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